Archive Anecdotage

15. あんたイアン・ギラン?

パブでビリヤードをしていたら、こっちにやってきて「あんたイアン・ギラン?」と聞く奴がいた。

玉を突くのになるべく集中しながら、「うん、そうだよ」と答える。

「えー、嘘だろ」と言い残し、仲間の方へ戻って行く。

僕の仲間は大笑い。しばらくしてそういつはまたやってくる。

「あんたホントにイアン・ギランなの?」

こんなことで傷付くまいと自分に言い聞かせながら、そうですと答えるが、野郎はまだ信じずに、首を振りながら去って行く。またちょっとしてそいつがやって来たので、話しかけようとするのをさえぎって、小さな声で「ファック・オフ」と言ってやる。「ワオ!」と、そいつも小さな声でつぶやき、嬉しそうな顔で「ホントだ、あんたイアン・ギランだ」と一言。


© Ian Gillan 1996

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