Archive Anecdotage

24. 空の旅の際は...

自分でコントロールできる、座席上の空調がありがたい。嫌な匂いがしても風で退治できるし、頭のてっぺんの温度も調節できるし、時には顔に直接当たって不快な読書用ランプの光線を数センチ吹き飛ばすことも可能だ(本当だってば。)

残念ながら、最近はS.I.A.T.C.O.(Sir It's All Taken Care Of - 全ておまかせ下さい!)と呼ばれる、他の客と違うものを要求する奴が出てこないように、自分で考える余地を乗客に与えないという思想が航空会社のサービスの主流のようだ。乗客が常に快適でいられるよう調節されたキャビン内の空調、卑しい客が勝手に自分で調節できないように出来ている。「お客さま、当社特製の、味も無くコストもかからないトレーに乗った、本物の肉とほぼ変わらない材料を用いたグルメディナーを、垂れ流しインキン口臭ゲロ野郎の上に、食い過ぎ飲み過ぎ・お喋りもうるさいお隣のお客さまが口開けっぱなしオナニーのような仕種で(前部のドアがちゃんと閉まってない洗濯機みたいに)お食べになるのがお気に召しませんか? そりゃお気の毒に。新聞はいかがですか?」


© Ian Gillan 1997

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