Questions - you got 'em; answers - we got 'em

第63回: 落ちてくるナタ、ブルガリア膀胱炎、バナナの友、
惑星についての心配、イタリアバナナ?

From: j.gemmell@comcast.net

ハイ、イアン

ジョン・ロードと喧嘩でもしたのかなと思ってメールしてます。例えばCarambaでの最近の貴方の文章には実際はドン・エイリーがキーボードを担当していたパープルの公演の後で「ジョン・ロードがあんなにいい演奏をするのは初めて聞いた」と誤解した男の話が出てきましたね。僕の思い過ごしかもしれませんが、そのエピソードの後で「ジョンは今でも最高のキーボードプレイヤーだけど、ドンだって誰にも劣らないんだぜ!」というコメントを入れた方が賢明だったのではないかという気がします。僕がジョンだったら、あのコメントを読んで自分がけなされた気がして傷つくでしょう。それとは別にジョンが最近のインタビューで、彼が提案したこれまでにパープルに在籍したメンバー全員を集めての単独公演について述べており、彼としては単にこんなアイディアはどうかな?というつもりで提案しただけのことだと言ってましたが、貴方がそんなイベントには参加したくないと言った件については「高いところにいる某からクソミソに言われた」というコメントでした。どうかお二人とも相手に対して悪い感情を持っていないことを祈ります。パープルの旧・現メンバーはみんなお互い愛しあっているのはよく分かるし、これからもずっとその姿勢を大切にして欲しいと思ってます。どんなに否定しようとも貴方とリッチー・Bだって心の底では実は愛しあってるんだって、みんな分かってますよ。

先日「グループとオーケストラのためのコンチェルト」の初演のDVDを初めて見ましたが、とても特別な公演で、貴方とロードが主役だと思いました。演奏が終わるとメンバー全員がものすごく嬉しそうな笑顔なのが(特にブラックモア)印象的でした。何年も経ってからのインタビューでは彼はコンチェルトは最悪の体験だったと言ってましたが、ビデオを見る限り真実はその逆だったようです。そこで是非お願いです。お互いのちょっときついコメントもどうぞ真に受けず、また相手の感情を必要以上に傷つけないよう、発言の際は気を付けて下さい。勇気を持って、率先してナタをしまう人になって下さい。人生は短いんですから。今後とも幸運と幸せを祈ってます。

James Gemmell
ミシガン、グランド・ラピッズ

ハロー、ジェイムス

いや、ジョンと僕の間での喧嘩なんて100%否定できる。

心配してくれてとてもありがたいのだが、実際の状況をかなり誤解した解釈をされているようだ。もちろん君の立場から見たいわゆる「事実」は否定できないものだろうが、内部からの見解も説明させてもらっていいだろうか?

君が引用した僕のコメント(Q&A 第62回『ドンは本当にいい演奏をしてくれたと僕も思う。他のファンからも、お父さんをパープルの公演に連れていったところ、その帰り道お父さんいわく「いやー、ジョン・ロードがあんなにすごい演奏するのは初めて聴いたよ」...というお便りをもらったところだ。』)は僕らが敬愛するジョンを軽蔑するつもりで書いたものでは全くない。単にパープルのコンサートをもう長年観ていないお父さんを久々に連れて行った息子からのコメントが、旧メンバーとの関係がどうのこうのといつも気にしていない僕達にとっては笑えるものだったから紹介しただけだ。けなす気持ちは全く無かったし、初めて出会った時からずっと僕のヒーローであるジョン・ロードを馬鹿にするようなことは僕は絶対言わない。僕にとってジョンはあらゆるインスピレーションを与えてくれた人であり、ウィットに富んだ賢人だというのは僕だけでなく彼を知っている人なら誰もが周知の事実だ。

またジョンの提案した単独公演、それに対して僕が参加したくないと表明したこと、そしてジョンが「高いところにいる某からクソミソに言われた」と述べたという件については、報道という意味ではどれも正確だろうが、そのコメントは単に「うーん、そうだな、ギランはあまり気乗りしてないみたいだな」というのをジョン風の言い方で表現したものだと思う。普段からみんなそんな感じで話してるし、周りから見るとかなりキツイ言い方のように思えるかも知れないが、友達同士だったら全然問題なしなんだ。

誘導尋問を使って「実はリッチーのことも愛してるんだ(いつも否定してるけど)」とだけは言わせないでくれ。それは空想の世界の話だ。もちろんリッチーに関しては色々いい思い出があり、悪いことは全て忘れようと努力している。始めの頃はいつもリッチーと同室だったし、僕がバンドに参加する前および僕の在籍中も、彼がバンドに貢献した部分の偉大さは否定のしようがない。ちなみに僕は自分が参加するずっと前からパープルのファンで、ロッド・エヴァンスとニック・シンパー時代のアルバムも3枚とも持っていた。うーん、「長い道程だったけど、誰のことも恨んではいない」と言うのが一番だろうか? リッチーのことは心から尊敬しているし、彼の幸せを本当に願っている。だがディープ・パープルはそれ自体が魂を持った生命体であり、今やスティーヴが、さらにはドンがバンドに注ぎ込んでくれる多くの愛と才能に頼る部分が多いということも忘れないで欲しい。

ジェームス、確かに君の言う通り人生は短い。ナタはとっくの昔に埋葬されたし、お互いを傷つけないように努力しているよ。

昔からのファンは、リッチーが、そして今はジョンがいなくて寂しいってのはよく分かる。僕達からのお願いは残る僕らの目をしっかり見つめ、今やってることはディープ・パープルの名に相応しいものかどうか、よく聞いて決めて欲しいということだけ。僕達自身は今やってる音楽は充分これまでのパープルのレベルに達していると思ってるんだけど、みんなもそう感じてくれていると嬉しいな。

Cheers, ig

From: gernotkemmler@web.de

ディアー・イアン

いつも元気付けてくれてどうもありがとう。ここ2日ほど自殺したいぐらい落ち込んでるところです。ネドカというブルガリア人の嘘つき女には捨てられるし(彼女とは寮で知り合った)、あなたに長ーいメールを書いたらコンピューターのせいで消えてしまうし(コンピューターって大嫌い)。ここ1年半で公の場で歌ったのは2回。と言ってもカラオケみたいなもんだけど、それでも勇気を出して人の前で歌えたのは良かった。その後バンドとリハーサルを2回ほどやってみたけど上手くいかず、ロックボーカルのレッスンも3回受けて、トミー・ボーリンの "Dreamer" その他を歌ったところ先生もびっくりしていたけれど、その先生もここ半年ほど病気でレッスンも続けられず。

残念なことにジョニー・キャッシュが亡くなりましたね。彼のことはずっと尊敬していていました。79年に両親や兄弟と一緒にドルトムントのヴェストファレンハレで観ましたが、その際に今はもう亡き兄パトリックが撮った写真や、ジョニーとジューンが彼に送ってくれたサインやレアなシングルは今でも僕の宝物です。僕の考えていることを上手く表してくれたと思うフランク・ザッパの言葉を引用します。「一言で言えば、情報は知識ではなく、知識は知恵ではなく、知恵は真実ではなく、真実は美ではなく、美は愛ではなく、愛は音楽ではない。音楽が何よりも素晴らしい。」

チアーズ、ところでいつか "Living Wreck" もライブで演ってくれませんか。11月のドルトムント公演とかどうでしょう。僕も観に行くし。"Bananas" すごくいいです。"Purpendicular" をしのぐほどじゃないけど。

では、
Gernot

ハロー、ゲルノット

なんて興味深いお便り。心の奥底の気持ちを打ち明けてくれる読者のみんなにはいつも謙虚な気持ちにさせられる。

トミーの事は以前も書いたけど、そう、ジョニー・キャッシュが死んでしまったのは悲しい。でもなんて貴重な遺産を残してくれたことか!

フランクはいつもクレイジーで髄のあるいい奴だけど、その言葉についての僕の見解は:情報は知識を身につける上で役に立つし、知識は知恵を得る上でのボーナスだ。知恵は真実とはいくつもあり、どの真実も表面的なものだということを理解する。美とは知覚の問題であり、選択の上で愛にも大きく関わってくる。音楽が何よりも素晴らしいと感じる人間にとって、愛は快い調べだ。

"Living Wreck" も是非ライブで歌ってみたいけれど、セットリストに組み込むのことができるかどうかは分からない。リハーサルの時にバンドの連中にも聞いてみよう。 "Bananas" に関しては..."Purpendicular"??? 好みの問題だろうし、君の意見は尊重したい。僕にとっては両方ともお気に入りのレコードだけど、最近は "Silver Tongue" が特にいい。

じゃあドルトムントで

Cheers, ig

From: yemayaactu@hotmail.com

ディアー・イアン

ティエリー・アーディソンとのインタビューから察するに、あなたのバナナアピールはアフリカでのバナナ生産がいかにして妨害される危険があるか、そして遺伝子操作バナナの生産を強いられる危険があるかという事に関わっているみたいですね。

アフリカはダイアモンド、金、銅、孔雀石、ライオン、象、ジャングル、椰子の木、マンゴ、そしてもちろんバナナがいっぱいの豊かな大陸です。が、外部に利用され、その資源も搾取され、荒らされ、虐待され、侮辱され、破壊され、放棄されてきました。余りに酷い話なので考えたくもないけれど、それが問題なんでしょうね。今日では誰もが仕事や家のローンや子供の教育や保険や旅行や医者やテレビやビデオやコンピューターや電話や靴や個人的なコンプレックスで忙しくて、脳も感覚も麻痺してぼやけてしまってるのが。現代の社会では食事をする時間すらなかなかとれないのに、その食べ物がどこから来たかなんて考える暇はそれこそなし。私達みんなが操られ、危ない食物を食べさせられて、自らビジネスに貢献している。あなたがこの問題に関心を持ってアピールしてくれるのは嬉しいです。メディアを通しての宣伝は人々の注意をひくのにはとても効果的だし、みんなの意識を高めるのには大賛成です。物事がちゃんと見えれば、人生もそれだけ満ちたものになるものです。

政治のことはあまりよく分かりませんが、あなたのバナナアピールはいいことだと思います。でも本当に連中をストップすることは可能なんでしょうか?

私はバナナ大好き、今のままのバナナが好きです。

バイ、
Yemaya

ハロー、イェマヤ、

まったくその通り、いいところを突いてくれた。今のままのバナナが好きだそうだが、僕もそう...そこがポイントで、僕が好むようなバナナは自然に育ってそのまま売られている場所に行かない限り(その点僕は仕事柄ラッキーだが)入手できないんだ。

市役所のヒットラー(もしくはプチ・ファシストとも呼ぶ)がのさばるヨーロッパの一部(例えばイギリス)で売られているのは、灰色で味もなく種もない正体不明の物体。僕達の顔にユーロの札束と下らないたわごとを突き付け、「ユーロ懐疑者」をバカにしながら、標準化を推奨する(あくび)。

BSEやドクター・ビーチング[注1] 、サリドマイド、イラクその他を見てきた僕としては熱狂者よりも懐疑者の方に賛成だ。

という訳で、ユーロ熱狂者のみなさん、ご注意を。電話番号は持ってるからね。

Cheers, ig

訳者注:
[1] イギリス国鉄の元取締役。彼の立てた計画に基づいて60年代から路線縮小化が行われたが赤字解消にはならず、一方残された路線の補修その他は計画通り行われず、現在に至るまであらゆる問題が残されている。

From: jessicca_r@hotmail.com

この惑星についての心配の続きです。

現在の天候は信じられないほど暖かくまた雨が多く、気温は上がる一方のように感じます。地球温暖化の印でしょうか、それとも私の妄想?

Jessicca R

ハロー、ジェシカ

暖かい警告をどうもありがとう。

あまり心配する必要もないと思うよ。温暖化のピークのように感じるかもしれないけど、まだまだだろう。これまでの歴史を振り返ってみると、気温の上昇は周期的なもので、絶頂と絶頂の間にはミニ氷河期が来るから、平均値は快適に許せる程度だろう。

地球のどこにいるかにもよるけど、ほとんどの地域じゃこのまま特に問題もないと思う。

Cheers, ig

From: jcm2710@yahoo.co.uk

ディアー・ミスター・ギラン、

"Bananas" でのあなたのボーカルとてもいいですと一言伝えたく、メールしています。実に素晴らしいです。歌詞も奥が深いですね(聴く人によって違う意味に受け取れるでしょうが。)

あなたのサイトもとても楽しく見せてもらってます。イタリアの友達がイタリア語のページはいつできるんだろうと言ってました。ちなみに最近また「ドクター・モローの島」(マイケル・ヨークとバート・ランキャスター出演の77年バージョンの方)を見て笑いました。診療室に "House of Pain" というニックネームが付いてたんです!

John

ハロー、ジョン

暖かいお言葉ありがとう。

当サイトの翻訳はボランティアのスタッフが担当しており、彼等の貢献にはとても感謝している。もし知り合いで日常英語をよく分かり、母国語もしっかりしている人がいて、協力してくれるということならば、編集者スティーヴ・キャンベルにメールして欲しい。具体的な手順その他を説明の上で、イタリア語その他の言語も、国際化の進む当サイトのラインナップに加えることができると嬉しい。

Cheers, ig

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