Questions - you got 'em; answers - we got 'em

第71回: 非目撃、バナナのサイズ、バービー灸人形
JSC 映画版未出演、声の移植

From: Neil Wakeman

ハロー、ハイ、イアン

もしかして乗ってる車は黒いハマーで、ナンバーはGILLANですか?????

もしそうだったら先日ストーブリッジからブロムスグローブへ抜ける道のホリーブッシュというパブの外で、僕達の前を通過しましたよ。ロバート・プラントの家へ行くところだったんでしょうか? 彼はこの近くに住んでるんですが。

サバスのアルバムでのあなたのボーカル、とても良かったのに長続きしなくて残念でした。

いい音楽をありがとう。
ロックミュージックの旧き時代は良かったです。
from neil.

ハロー、ニール

質問ありがとう。がっかりさせて申し訳ないが、僕の車はハマーじゃないし、希望ナンバーも付けていない。ロバート・プラントの車だったのかも? 乗ってるのは30年物のランドローバーで、ナンバーは泥まみれで読めない状態。でも胸に「僕はバンドの花形ボーカリスト」と書かれたTシャツなら新品で持ってるよ。

"Born Again" 気に入ってもらえて良かった。僕も好きなアルバムだよ!!

ちなみに "Gillan's Inn"(『ギラン亭』)というタイトルのアニバーサリーアルバムのために "Trashed" その他往年の曲をいろいろ新たにレコーディングしたところだ。

Cheers, ig

From: Adam Gelston

このメールは Caramba に送られるのか、イアン・ギラン自身に送られるのか分かりませんが、イアンに質問です。"Bananas" はどんな聴衆に向けて制作・録音されたのでしょうか。若者向け? 年寄り向け? それともフリーサイズ対応のアルバムだったんですか?

Adam(15歳)
Dublin

ハロー、アダム

とても興味深い質問をありがとう。

まず最初に、当サイトではこのコーナーに送られるメールは全て自動的に僕個人のメルアドに転送されるシステムになっている。だから寄せられた質問はどれも必ず目を通している。その中から過去に既に答えたのと同じ質問は振り落とされ、質問というよりコメントが主なメールも同じくしかり。また一部のメールは「異常」というフォルダに保存される。これは近い内に医者に行った方がいいと思われる、ごく少数の読者専用のフォルダだ。

前にも書いたことだが、ここでまた説明する価値はあるだろう。残る質問は時間のある時、もしくは編集者に催促された時に答えることにしている。

出来上がった解答は質問と一緒にスティーヴ・キャンベル(編集者)に送られ、その中から彼が組み合わせを検討した上で掲載の運びとなる。これまでのこのコーナーを見てくれれば、質問のカテゴリーのバランスが上手く取れるよう工夫されているのが分かるだろう。そのために実際掲載されるまでに数カ月かかる質問も出てくる。

さて説明が済んだところで、質問の方にお答えしよう。熱狂的ファンに時々見られることだが、これはある種の憶測に基づいた質問だから、まずその点について述べよう。その上でじゃないと、君の知りたいような答えは出てこないと思う。

君は「"Bananas" はどんな聴衆に向けられていたのか」と尋ねた上で、「若者向け・年寄り向け・フリーサイズ」という3つの選択肢を挙げてくれた。

ここで曲を書いたりレコーディングしている間はファンのことなんか全然頭にないと言ったらショックかもしれないが、それこそ大事なんだ。共通の動機に引き寄せられた、それぞれがまったく異なる精神を持つ個人のクリエイティブな意識の集合体からアイディアが生まれる。その動機、つまりバンドもしくはファミリーの魂が、それぞれ全員が探している2つのもの、帰属意識と目的意識を与えてくれる。もし事前に計画された商業的なゴールを狙っていたとしたら、パープルは遅くとも75年には脱線していたことだろう。

"Bananas" もこれまでに僕達(もしくは僕自身)が作ったアルバムと同じで、過去45年間ほぼ変わらない制作作業プロセスの中で音楽や歌詞のアイディアが育ち、混和していった結果だ。他のジャンルの音楽(主にポップス)ではボーカルを中心にその他のミュージシャンは伴奏の役目を果たすのに対し、ロックバンドの真髄とは参加しているミュージシャン全員の重要性にある。例えば僕にとって初めてのレコード契約は1965年、エピソード・シックスとパイ・レコードの間で交わされたものだったが、その際音楽出版社に頼んで曲を探してもらうようにと言われた。当時無名だった僕らは、その出版社のお抱え作曲家の楽譜がギッシリつまったキャビネットの「一番下」の引出しに入ってる曲しかもらえなかった。

ロジャー・グローヴァーは既に作曲家として成長しつつあったのだが、音楽よりもビジネスを優先する「音楽業界」の構造の中で認められるのは難しいものだった。どちらも両立する形が望ましいのに、残念なことだ。"Any Fule Kno' That" に出てくる Moronica (バカ業界)というのはそんな思いから生まれた言葉だ。

パープルの作曲の方法についてはこれまでにもこのコーナーで色々書いたので、以上の説明だけでいいだろうか。

色んな人が観に来てくれ、僕達の音楽は図面じゃなく、ハートから生まれるのだということをファンのみんなも分かってくれてとてもラッキーだと思っている。

これで分かってもらえることを祈るよ。

Cheers, ig

From: Tomasz Rymer

ハイ、イアン,

質問です。

"Jesus Christ Superstar" のライブ公演に出演したことはあるのでしょうか。一度でもあれば、いつどこでのことだったのか教えて下さい。もし覚えていれば(ついでにこんな質問をしても構わないのであれば)ですが。

Tomek

P.S. 1996年のポーランドのポズナン公演観ました。最高でした。英語が下手でごめんなさい。

ハロー、トメック

お便りありがとう。謝る必要は全然ないよ、僕のポーランド語に比べたら君の英語は遥かに上手い。

さて質問の答えだけれど、JCS にはライブで出演したことはない。1970年10月にロンドンで録音されたオリジナルのスタジオ盤でイエス・キリスト役を演じただけだ。映画およびライブ公演に出演の話もあったのだが、ディープ・パープルの活動で忙しく、残念なことにどちらも断ってしまった。ちなみにこの質問はこれまでにも何度も寄せられたものなのだが、これを機会に再度説明しよう。質問を送る前に、そのトピックが既に寄せられたものかどうかはサイト内検索で調べることができる。

例えばフロントページの左下の検索エンジンで "JC Superstar" と入れて検索してみてくれ。そうするとこのテーマについての検索結果が色々出てくるが、今回の質問だったらその中の Q & A 16 という項目をクリックしてみるといい。

Cheers, ig

From: Will Simmons

イアン

ツアーに出てない時はバーベキューしたりしますか? ガス派ですか、炭派ですか? イギリスとアメリカではバーベキューの方法に大きな違いがあるのでしょうか。グリルのコツやレシピ等、具体的に聞かせてもらえれば嬉しいです。

よろしく
Will Simmons
Pittsburgh, PA USA

ハロー、ウィル

僕は炭を使っている。確かにアメリカとイギリスじゃ焼き方も違うだろうね。

例えば僕が前にアメリカで警察に焼きを入れられた時...って、それは「焼き」が違うか。

ビールを飲みながらソーセージを焼くのが普通だ。黒コゲになるまで。どうせ何もかも正体不明の炭のかけらみたいな外見と味になるんだから、特に料理法にこだわらなくてもいい。僕はすごく美味しいと思うんだけど、誰もの好みに合う訳ではないようだ。

義理の母が以前バーベキューの炎の前に長く居すぎて胸にやけどを負ったことがある。誰もその話を信じなかったところ、これが証拠よといってTシャツをまくりあげて見せてくれた。その瞬間をカメラでとらえ、出来あがった写真には「バービー灸(BBQ)人形」というタイトルを付けた。[編集者注: 事実は常に小説よりも奇なり...]

Cheers, ig

From: Ross Clement

ディアー・イアン

もしこれまでパープルに在籍した他のボーカリストと声を交換するとしたら、誰の声を選びますか? その理由は?

またパープルの他のメンバーと音楽的役割や技術を交換するとしたら、誰としますか? 何故?

Ross-c

ハロー、ロス

質問どうもありがとう。

まず最初の質問だが、ロッド・エヴァンスだ。他の人達(デイヴィッド、グレンその他)を軽視するつもりはないが、ロッドはバンドの発生期に在籍していて、彼が歌っている3枚のアルバム僕も買ってとても気に入り、自宅でしょっちゅう聴いていたからだ。もちろん彼の後を継ぐという、不思議かつワクワクさせられるお誘いがかかる以前のことだ。

2つめの答えはイアン・ペイス。リズムセクションの中心になれるし、メロディーや歌詞の心配をしなくていい。それに一晩中座っていられる。 他にも利点は色々あり、それらを組み合わせると「倹約」という言葉に新しい次元が加えられることになる。

Cheers, ig

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