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1. 'Dislocated'(Gillan, Glover)Accidentally on Purpose より ロックの歌詞における単語のパワーとは、必ずしもその意味ではなくその発音に含まれていることがある。例えば言葉が果たすパーカッションとしての役目だとか、韻律やメロディーに対するそのシラブルの協調など。一般的に曲の歌詞は、何らかのストーリーを語るか、メッセージを伝えるか、もしくは意味のないたわ言をダラダラと並べ立てるかのどれかだ。第一回のこのページでは、三者の中でも一番楽しい、最後のカテゴリーの一例を紹介したいと思う。 僕にとっては素晴らしいベースがこの曲の全てだが、それでもボーカリストとしては何かを歌わざるを得ない。"The House of Blue Light" を完成させた後(別にその作業に対しての努力不足だった訳でも、結果が満足がいかないものになったという訳でもなく、ただ単にバンド内の状況のせいで全力発揮した気分がしなくて)何となくまだ満たされない気分の僕達だった。そこで僕とロジャーはモントセラトのエアー・スタジオに出向き、作曲作業を続けて "Accidentally on Purpose" をレコーディングすることにする。エンジジアはニック・ブラゴーナ、最初に録音したのがこの曲だった。ちょっと「dislocated(ここはどこ? 私は誰?)」状態だったにも関わらず、ロジャーのお陰で色んなインスピレーションを得ることが出来て、パープルに参加する以前、エピソード・シックス時代によくやっていた押韻ゲームをすぐに思い出すことが出来た。以下がこの曲の歌詞だけれど、頼むからその意味を見い出そうという無駄な努力をしないで欲しい。 Dislocated(Gillan, Glover)Ears are screaming Mine's a double Takamine Dislocated, dislocated, dislocated, dislocated |
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